何者でもない自分の記録

ブログタイトルはちょくちょく変わります

ピアノ、英語、スイミング、あとバレエの習い事について

1か月空いて「そろそろ書けや!」というメールが公式から来たの(笑)

 

某育児お悩み相談番組の録画を見た。

うちもこれまで色々な習い事に片足突っ込んでは辞めたり休んだり。

でも、絶対にやらせたくないのがピアノ。

絶対に、というか娘がどうしても習いたい!とか、ピアノの選定、設置、教室選び、送り迎え、月謝負担まで全て夫がやるというのなら考えてもいいよ、という程度。

なぜならトラウマレベルでピアノ教室が嫌いだったのに何年も習わされ、しかとそれが「私のためだ」と教え込まれてきたのが癪だから。

うちの場合、女子の教養とかいうよりは職業選択に必須だから、という感じでそもそも兄が習っていて私も「小学校の先生になるにはピアノできなくてはなれないし、子どもの頃に習ってないと覚えられないから」と教え込まれていた。基本、親の頭には子どもが将来公務員になることしかなかったので。まあ、田舎にゃそれしか仕事ないし両親ともに公務員だしね。でも一方でやはり母親の「私には(時代や金銭的な面で)できなかったことを娘で叶えたい」という自己投影はあるんだよね。自分でもそう言ってたし。

 

で、高校でようやくピアノ辞めれてさらに大人になって気づいた。

ピアノってコスパ悪くね?つか、大人になってからも必要に迫られればやるし、教員とかなる気ないんだが?

 

現代の住宅事情であの大きさのものを必ず用意しなきゃならない、しかもボール一つとあとグローブとかできるサッカーや野球と違ってコストが半端ない。今でも「脳の発達にいいから」とかいう理由で習い事としての人気が高い。

 

ママ友に静岡某市出身で、職業:ピアノ講師がいる。いわく、その出身地はピアノのメッカなので、子どもの頃クラスのほとんどはピアノ習ってたし、さらにその保護者がピアノ教室の先生、というのはデフォなんだそうだ。

それを聞いてピアノ教室の謎が解けたというか、結局そこなんだよね。 

それが出来るとくいっぱぐれがないのではなく、

それを習った人がくいっぱぐれないように職業が作られている。

特にピアノなんて高いもの、習ってなければ買うなんてことまず、ない。

ヤ〇ハやカ〇イからしたらピアノなんてコスパ悪いし

習っても役に立たないなんて言われた日にゃ商売あがったり。

 

一方でスイミングや英語はさ、初期投資はせいぜい水着とかCDとかスクールバッグとか。

なんだけど、ピアノと通ずるのは

”やった人じゃないとできない”こと。

歌うとか走るとかボールいじるとか踊るとかは、

やったことない人でもセンスがあればいきなりできたりってことも

なくはいないと思うんだ。

でも習った当日にいきなり譜面読めるひとや泳げる人や多言語を使いこなす人は

あまり想像できない。

と同時にそれらを習わされてなまじ人より優れてたから続けたけど

オリンピックやコンテストやTOEICで評価されるほどではなく

かといってほかにやってきたこともない、という大人が量産されてんじゃないかなー。

英語に関しては習った、というより短期留学とかワーホリに投資した、というべきか。

英語って言語だからさ手段として使いこなせてる人はそのまま海外で働いたり外資で働いたりしてるんだろうけど、「留学したこと」だけが売りの人とかが

英会話教室や英語教材の営業にいたりするよね。

 

 

あとはバレエ教室。うちから幼稚園までのチャリ25分の距離の間にバレエ教室そんなにいくつもいるかね?っていうくらい、ある。この少子化のご時世に。

バレエとかピアノって自宅で開業できる。英語とか学研公文あたりもそうだけど。

で、おそらくその辺の教室のほとんどは女性が教えてる。

出産で家に入り、子育てしながらも自分の特技を生かすスタイル。

なんだけどさ、どうしてもその人たちを食わすために習い事マンセーしてるというか

「うちの子、天才じゃない?」「〇歳までに始めないと手遅れ!」「これができないと小学校でついていけない(or一目置かれるはず)!」と思わせる仕組みが作られてる気がしてならない。 

 

 

ちきりんさんが前にアメフト事件のときにコメントしてたけど、

少子かなわりにスポーツなども選択肢は増えてるんだよね。

なるべくならケガなど危険のないもの、かつ少額から始められるものに人が流れるだろう、と。確かそんな話。

 

幼保無償化で高所得世帯ほど保育料が浮く仕組みになるんだけど、

月に最低25700円浮けば、習い事増やせるよね。

多分、上にあげたようなの全部一度に習えるよ。

一方で月8,000円程度しか浮かない低所得層は生活費にあてるよね。

一芸しかなかった子どもたちが多芸を身に付けられれば

習い事ビジネスも減るのかもしれないし

そしたら今のおかしなバランスが是正されるのかもね~なんて。

うちは無償化ならなそうなので皮肉です。

 

うちもスイミングも英語も体操もリトミックも幼児教室もやったことあるけど、

どちらかというと私の息抜きというか母子分離のための言い訳だったり、居場所づくりや人間関係を広げる目的。そういう家庭も多いと思う。

つまり、母親がリフレッシュするための言い訳としても習い事は使われてるとは思うけどね。

この流れでベビーマッサージ教室やベビーサイン教室というビジネスについてもいつか書きたいな。